2020.03.12

レンズ名にSUPERを冠した特別なコムラー:三協光機Super-Komura 2.8/135

三協光機は望遠レンズにとても力を入れていたメーカーで同社のKOMURA 135mmにはF3.5, F2.8, F2.5, F2.3, F2と5種類ものモデルがあります。lensholicの過去の記事にKOMURAの135mm F3.5がシャープなピント部とザワザワしたボケ味を特徴とするレンズであると紹介されています。そこで、同じ焦点距離135mmで半段だけ明るいF2.8を試してみたところ、こちらはボケが柔らかく素直、ピント部はシャープ、線の太い力強い描写が特徴の高性能な、つまり没個性的なレンズでした。私的には高性能なF2.8よりも廉価で構成枚数が少ないF3.5のモデルの方が面白いと感じています。ただし、これらよりも更に明るいF2.3があり、こちらはF2.8と同一構成のため背伸びをしている可能性があり、一転して面白い描写をみせるのかもしれません。今回取り上げるレンズはレンズ名にSUPERを冠する特別なモデルです。どうしてSUPERがつくのか理由は不明ですが、もしかしたら高性能なモデルに付くのかもしれませんね。
KOMURAには焦点距離105mmのモデルもあり、F3.5, F2.8, F2.5, F2とこちらも4タイプもあります。更に焦点距離100mmのモデルにもF1.8, F2.5, F2.8と3タイプあります(多すぎ!)。それぞれが少しづつ性質の異なるレンズなのだと思います。奥の深いメーカーですね。では撮影結果を見てゆきましょう。

F2.8(開放) SONY A7R2(WB:日光)

F2.8(開放) SONY A7R2(WB:日光)

F2.8(開放) SONY A7R2(WB:日光)

F2.8(開放) SONY A7R2(WB:日光)

F8 SONY A7R2(WB:日光)